第7章 体調不良で気分が落ち込んでいる君へ

7 体調不良で気分が落ち込んでいる君へ

なんとなく体がだるく、やる気が出ず、気分が落ち込んでいませんか?

いくら優れた能力があっても、健康でないと仕事をやり遂げることはできません。成功する人ほど健康を保つことに気を使っています。

「健康を保つためには運動が必要だ」と、よく言われますが、運動のやり過ぎも実は健康に悪いそうです。ではどんな運動が良いのでしょう。

筑波大学「ウォーキング講座」の教授によると、多くの病気は運動不足から来ていて、ウォーキングを続けることでほとんどの病気は治るそうです。 ひざ関節の痛みも、痛いからといって動かさないとますます悪化して歩けなくなってしまいます。人間の体は動かすことで調子が良くなるようにできているのです。そして、体を動かすと心も安らぐそうです。

次に高齢で元気なお医者さんの健康維持の秘訣についてお伝えします。

その先生によると、風邪が流行しても、恐れず早い段階で風邪を引く方が、免疫を獲得できて重症化しないそうです。手の洗いすぎ、消毒のしすぎは、体に良い常在菌まで殺してしまうことになり、体のバリア機能を失わせ感染リスクを逆に高める恐れがあるそうです。あまり神経質になって消毒をしすぎない方が良いとのことです。

次に重要なことは姿勢だそうです。「頭のてっぺんから一本のひもでつるされているような姿勢を保つようにしなさい」と言われました。これにより体のゆがみから来る多くの病気を予防できるそうです。

良い姿勢でウォーキングをする習慣が身に付いたら、美しいスタイルも維持できそうですね。姿勢良く体を動かすことで、睡眠の質も向上して。朝の目覚めも良くなることも期待できそうです。

健康と睡眠には深い関係があります。しっかり寝ることは体の成長や健康に必要なだけではなく、脳の中のゴミを処分し、記憶を整理し、精神を安定させる効果があります。勉強した後はしっかり寝た方が記憶も定着します。

寝る前の勉強は良いですが、眠くなったら無理をせず、寝てください。

次に心を少しでも軽くする方法です。まずは鏡の前で、口の両端を上げて笑顔をつくる練習です。笑顔になると幸せホルモンの「セロトニン」が分泌され幸せ状態が続きます。すると「ドーパミン」の分泌も活性化されます。この2つのホルモン分泌により幸福感も得られて肌もきれいになります。

最後に、スマホとの付き合い方です。長時間スマホを使い続けると、視力の低下や姿勢の悪化、睡眠への悪影響、脳の発達が遅れて理解力や記憶力の低下などの害があります。そして依存症状態になり、心が休まらない状態が続くと精神までも病んでしまう危険があります。何もしないでボーッとする時間が実は、心の健康にはすごく大切な時間だったのですね。スマホから離れて、たまにはゆったりと過ごしボーッとしてください。

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